12月 14 2018

私が体験したのは、昭和61年の夏に起こった小貝川の氾濫です。8月上旬、私が高校生の夏休みに起こった出来事でした。前日に大雨が降り、家から上流のところで土手の上部が崩れて弱くなっていた部分まで水が覆い、その後溢れて決壊しました。また家から下流の所で、橋からも溢れてしまって、最終的に床上浸水1m50cmの被害にあってしまいました。午後の出来事でした。二階に避難していたのですが、自衛隊のボートで救助してもらって、近くの小学校まで避難しました。

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真夏だったせいか、異常に暑かった記憶があります。当時は携帯電話などもなく、家族と連絡を取り合うのも大変でした。避難したくても外から水がどんどん襲ってきて、恐怖と焦りがありました。家には寝たきりの祖母もいたので、二階へ避難するときに担いだりと苦労しました。また、ボートで小学校へ避難してからは、トイレやお風呂などの衛生面も気になりました。

排水の関係で、高台でも水を流さないように注意されていました。夜も体育館なので冷房もないですし、他の人の目も気になったりして、眠れませんでした。段ボールなどで仕切りをしましたが、人の話し声や咳、子供の泣き声などどうしても気になりました。また、水害の水が引くのにどれぐらいかかるのか不安でした。ひざ下ぐらいに水位がさがっても、陥没したりする部分もあり危険でした。すぐそこまで歩くのにも、時間がかかってしまいました。家が水没してしまい一部壊れてしまった事から、また住めるのか不安に襲われました。車や農機具も壊れてしまったので、金銭面でも大変でした。農機具も高いので買いなおすことができずに、コメ作りを辞めることになってしまいました。

避難時に役に立ったのが、電池いらずの回転してバッテリーを充電出来るタイプのラジオとライトがセットになった商品でした。情報を収集するのにラジオが一番だと痛感しました。ローカルな話題も多く、気になる天気の情報がいつでも入手することができるのも助かりました。

家の片づけで役立ったのは、ライトです。電気もしばらく通らなかったので、太陽電池で充電出来るライトをもらいました。そのおかげで夜でも作業出来ました。また、片づけをする際に手を傷つけないよう、肘ぐらいまであるビニール手袋もいただきました。泥が乾いてくると舞い上がったりするため、マスクは絶対に必要です。夏で暑かったのですが、サンダルで作業をすると釘やガラスの破片でけがをしてしまう可能性があるので、長靴は便利でした。どんな災害でも停電になることが多いので、一家に一台、発電機があると便利です。実際、発電機のある家庭がある家庭で、ご飯を炊かせてもらいました。スマホのアプリだって、電気がなければ充電できず使用することができませんでした。

災害が発生した時には、近くの高台に小学校があるので、そこに集まると決めています。高台なので水害でも被害が及ばない場所です。また、地震でもしっかり耐震性があるし、校庭も広いので居場所も確保できます。そして何より、子供たちが卒業した学校なので、少しでも不安が取り除ける場所とも思います。実際に、東日本大震災の時に停電になってしまったので電話もつながらず、携帯電話も混雑したり、充電がなくなってしまったので、集合場所を決めておくことは役立ちました。また、主人と「ポケットシェルター」というアプリをダウンロードしようかと相談しています。ポケットシェルターの藤川さんの説明では、緊急地震速報に連動して避難地図を表示し、音声とテキストで付近の避難先情報を知らせてくれるそうです。災害直後のネットが遮断している状態でも避難したい場所までナビをしてくれる点も優れていると思います。

会社でも定期的に避難訓練があります。会社の方が大人数で混乱しやすいので、避難経路や集合場所を決めています。また、深夜に災害があっても安否確認のメール交換で生存確認するようになっています。